笊ガ岳&笹山(黒河内岳)山行報告

2010年7月16日(夜)〜19日 夜行2泊3日
参加者  亀谷・長谷川・笹浪 3名         
記録
16日 登戸駅 21時15分発〜雨畑ダム(仮眠)
17日 老平5:45〜広河原6:30〜8:00山の神9:00〜絵横手山12:20(テント泊)

 ゲート前の駐車場から林道を歩き途中廃墟となった民家の前に茶畑がありその横をとおり林道は渓谷沿いの道になる、遥か
 眼下の谷には水量の多い渓流の轟音を聞きながら、吊り橋を渡り所々、鉄製の桟がかかった道を進むと道との標高差がなくな
 って来ると広河原である。ゲートから40分川幅8〜10m対岸に渡渉するが、前日の豪雨(山間部)で水量が多く流れが早いの
 で渡渉場所を探す、川幅の少ない浅瀬を探すが何処も同じ様で若干浅瀬を選んで,アンザイレで確保しながら慎重にやっと渡
 る事が出来た。(60分)軽く食事、後いよいよ笊ガ岳の急な登山道に挑む。ここが最後の水場の看板が出てきた、これから先、
 水場がないので二日分の水を確保一人2g各人の飲料水とは別に持ち上げる、私は心配性なのか4g持つ事になる、各シュ
 ラフ&食糧&テント等重いザックを背負い急登をジグザグに登って行く多湿度の樹林帯のせいか?・・汗が滝の様に流れキツイ登
 りでやっと山の神に到着,あまりの辛さに私の2gの水を祠の脇に置いてゆく事にした。(涙)此処から更に登るとインクラント跡
 地と思われるワイヤーやウインチの残骸がいたる所に散乱している。さらに急登を登り樹林帯のピークに着く絵横手山である。
 今日は此処までとして、テントの張れる場所を探すピークから少し下った場所にテントを張る。(12時20分)昨日からの睡眠不足
 とこの暑さと急登の疲れをゆっくり取ることにした。昼寝してから夕食の準備各自十分な休息を取る。
  

登山届

や!渡渉


  
18日  天場5:00〜布引山8:00〜笊ガ岳7:45〜8:25〜布引山9:30〜絵横手山10:40〜11:20〜山の神13:10〜広河原14:00〜
      駐車14:50着

 朝焼けの合間から笊ガ岳の頂が見える。朝食を済まし今日は笊ガ岳の頂を目指す、天場から、いきなりの急登でほぼ垂直に
 登る感じで息が切れる、やがて崩落地に出て、ガラ場を過ぎると布引山に出る。360度視界が開け後方に富士山、前方に荒川
 三山や南アルプスの展望が一望で素晴らしい、今までの辛い登りが癒される一時である。ここから樹林帯の尾根歩きで笊ガ
 岳の頂に着くしばらくは眺望を楽しんで写真を撮りながら、頂上でのコーヒを味合い9:40頃下山する。途中ウスユキソウやチョウ
 ノスケソウの花を写真に収めながら急な下りに入る、絵横手山テントを撤収して神の山まで一時間位で着く、祠の横に隠した
 2gの水を楽しみに来たが残念な事に水筒ごと無くなっていた。広河原ではやはり激流をアンザイレで渡渉する渓谷沿いの林
 道を快調に下り駐車場に到着15:00頃

笊が岳からの富士山

笊が岳山頂

 
                                 南アのパノラマ
   
                                                              

                                                                     (写真、文 亀谷)