09年夏山合宿(黒部の源流歩き)雲の平

日時 2009年8月11日〜16日夜行4泊5日
参加者 CL大場・加藤・亀谷・長谷川・野口

11日 20時登戸発(中央高速経由)〜上宝道の駅(仮眠)
12日 上宝道の駅5:00発〜飛越トンネル登山口5:50着〜登山口出発6:40~クマボラ峠7:48〜神岡新道分岐9:17〜鏡池9:50
     (大場さん待ち)11:30〜寺地山12:00〜北の俣避難小屋13:00休憩)13:30発〜神岡新道分岐点15:35~16:00〜
    北の俣岳16:10〜赤木岳17:00〜テント場(稜線上)17:30着

 飛越トンネル登山口で軽い朝食を取り出発準備(今回は沢道具含め食糧4日分各人20kを背負っての厳しい山行になるでしょう
 トンネル脇から登山開始、思った程厳しい登りじゃあなく、荷の重さも体に慣れて快調に神岡新道分岐まで来る、ふと振り返
 って見回すと大場さんが居ないのに気付く、しばらく待つが遅れても来るだろうと思い鏡池まで進み休憩しながら大場さんを
 待つ。(今回の神岡新道は時間的に短宿でき、一度は登ってみたいルートであった、登りは避難小屋までは、なだらかな登り
 やすい登山道ですが、尾根じたいが全般に湿原になっているので、登山道はぬかる道(田んぼの中)それは大変でした。
 花の時期はおそらく綺麗な尾根道だと思いますが、二度と通りたくない道です。)大場さんの身体の調子があまり良くない様
 ですので、加藤さんと相談して、避難小屋で大場さんを一泊させ休養を取る事に決め、回復したら翌日 赤木岳の天場まで来
 る様に言い残して私達は予定どうり赤木岳下の稜線まで出発する。小屋からの登りは今までと違い、(小屋から各自2.5gの
 水を上げる)大変厳しい登りでやっとの思いで稜線の分岐に出る、稜線からは薬師岳〜剣水晶岳と素晴らし眺めを満喫して稜
 線どうしにテント場に着く。雲行きが怪しくなって来たので早めにテントの中に入る。明日の予定を話しながら、大場さんの事を
 案じる。夜半から雨音がする。
       


神岡新道の木道

北俣の避難小屋

13日(雨) 
 風雨にさらされ一日停滞をする、(この雨と風では沢は無理の様だ)大場さんも動けず小屋で待機している事と
 皆で話し合いながら明日の行動を決めかねていた、その内テントの中が水浸しになり、少しの晴れ間をみて、天場を移動させる
 (今日も朝から焼酎)?・・

14日(晴) 4:50出発〜中俣乗越5:25〜黒部五郎岳6:40〜テント場9:00着〜10:05発〜北の俣岳11:00〜分岐11:23〜
       北の俣避難小屋12:37着、

 今日の予定は一日停滞の為と大場さんの事が心配で、黒部五郎岳ピストンしてテント場に戻り撤収してから避難小屋に戻るコ
 ースを前日皆で話し合いで決める。中俣乗越あたりで水晶岳後方から太陽が昇り綺麗なご来光を見ることが出来た。又黒部
 五郎岳の頂上からの遥か彼方の峰々の眺めは素晴らしく,しばし酔いしれておりました。近くは笠ガ岳・乗鞍岳・御嶽山又反
 対側には薬師岳・赤牛・水晶岳!満足して下山、天場に戻り撤収して北の俣岳〜神岡新道で避難小屋にもどる。
 神岡新道を下った所で、登って来た大場さんと出合う、皆な安心して避難小屋に到着、今夜は小屋前で焚き火をして最後の
 宴を開く事にした。 (2日ぶりで皆んな揃って楽しい一夜でした。)

   
   


黒部五郎岳山頂にて

笠が岳の遠望

薬師岳

夕陽に染まる山並み

15日(晴) 早い朝食を取って5:55小屋発〜寺地山6:42〜飛越、神岡新道分岐7:50クマボラ峠9:00〜飛越トンネル登山口9:50着
 〜沢度12:00〜松本14:50〜登戸19:10着

 小屋からの下山道は前夜の雨のせいか、ぬかるみが益々ひどく、膝下が泥だらけ。?登って来る人も凄い汚れ(泥だらけ)
 駐車場に着いてから、沢に入り靴からすべて洗い出して車に乗車、途中神岡の牧場に寄ってソフトクリームを買いお風呂に入る
 ため一路、平湯に行く平湯では大勢の人でお風呂に入れず、沢度の昨年のお気に入りの宿の湯(そまの湯)に入る小さいけ
 れど綺麗な良い風呂でした。松本で昼食をとり中央高速で帰路に着く。(途中諏訪の花火大会にあたり大変な混雑に巻き込ま
 れる)19時頃登戸着。

 今回の山行を振り返って。
   今回の山行は途中ハプニングがありまして計画どうりの山行は出来ませんでしたが、人(仲間)を思う心が強く感じられ
   大変有意義な山旅でした。又それなりに楽しく小屋では一期一会の一夜を過ごして大変良かった山行でした。

                                                 2009.8.20 記  亀谷